自分の髪をお団子ヘアにするのは手間がかかるため、お団子のウィッグを使うときれいなお団子ヘアを簡単に整えられて便利です。
しかし、お団子のウィッグにはいろいろな種類があって、どのようなタイプを選べば良いのか悩んでしまうでしょう。
そこで、お団子ウィッグのなかから自分に合ったものを選ぶためのポイントを紹介します。
お団子ウィッグを使用する場面はたくさんあるため、持っていると便利に活用できます。
たとえば、結婚式などのフォーマルな場面では、お団子ヘアは失礼にならないヘアスタイルとされています。
フォーマルな場では、髪の毛が乱れているのはマナー違反となり、お団子ヘアのようにしっかりと髪の毛がまとめられていることが求められます。
お団子ヘアをきれいに作るのは難しく、きれいに整えるのに時間と手間がかかってしまうというかたも多いとおもいますが、お団子ウィッグを持っていれば装着するだけで良く、とても便利です。
社会人になると、結婚式や葬式などフォーマルな集まりに呼ばれる機会が増えてくるので、一つお団子のウィッグを持っていると重宝します。
また、祭りなど浴衣を着る機会にもお団子のウィッグは役立ちます。
基本的に浴衣を着るのは夏場が多く、髪を下ろしておくと暑苦しくなるでしょう。
歩いているだけで汗をかいてしまい、髪の毛が汗で首にはりついてしまうこともあります。
お団子ヘアであれば、浴衣との相性が良く、涼しい印象を与えることができ、快適に過ごせるのです。
普段、お団子ヘアにしていないならば、浴衣を着たときにお団子のウィッグを装着すると、大きくイメージを変えることができ、魅力的に見えます。
お団子ヘアは、どこにお団子を作るかによって違いがあり、高い位置に作りたい場合は髪の毛が長くなければいけません。
お団子のウィッグがあれば、高さを調節することもできて、高さのあるお団子を簡単に作れます。
また、お団子ヘアにするには、ある程度の髪の毛の長さが必要となるため、ショートカットの人にはできません。
お団子にしたくても、髪の毛を伸ばすには時間がかかってしまいます。
そこで、お団子のウィッグを活用すれば、気軽にヘアスタイルを変えられて気分転換になるでしょう。
ウィッグであれば髪型を変えるためにカットする必要がなく、簡単にチャレンジできます。お団子ウィッグにもいろいろな種類あって、場面やその日の気分などで使い分けることも可能です。
お団子のウィッグを選ぶときには、いくつかのポイントを意識し、自分に適したものを見つけましょう。
まず、ウィッグの素材の種類に違いがあって、大きく分けると人毛と人工毛があります。
人毛とは人の髪の毛のことで、見た目は自分の髪の毛のように自然で、地毛と馴染ませやすいのが特徴です。
自分の毛色に近いものを選べば、ウィッグであると気づかれないでしょう。
人毛は絡まりにくくお手入れしやすいのも利点ですが、ただし、人工毛と比べるとカラーバリエーションが少なくなっています。
また、ファイバーと比較するとコストがかかってしまい価格が高めです、また、天然物のため、日光や湿気などへの耐性がなく、質が落ちやすい点も注意しなければいけません。
ウィッグに使われるファイバーは、人工的な化学繊維であり、人毛と比較するとあまり自然に見えません。柔らかさも人毛に劣ってしまい、硬いものが多いです。
ただし、日光や湿気などによる影響を受けにくく、劣化しにくいため、長持ちします。アクリル素材で静電気の影響を受けやすくて、絡まりやすい点には注意しましょう。
また、ファイバーは人毛のものよりも安価で売られているものが多く、気軽に買えます。
このように人毛と人工毛にはそれぞれメリットとデメリットがあって、どちらのほうが優れているとは一概に言えません。
そこで、ウィッグを使う目的や頻度などを考慮して選びましょう。
また、ウィッグを選ぶときには、地毛の色と合わせることも大切です。
ウィッグと地毛の色が近くなければ、明らかにウィッグをしていることが目立ってしまい、見た目が悪くなります。色の種類が細かく分けて販売されているウィッグがあるため、自分に合ったものを探しましょう。
さらに、ウィッグに耐熱性能があるかどうかにも注目します。お団子のウィッグをアレンジする際にはコテやドライヤーを使うため、耐熱性能がないとアレンジを変えることができません。
耐熱性能のないウィッグに熱を与えてしまうと、毛が縮れてしまうだけではなく、溶けてしまうこともあるのです。
耐熱性能のあるものを選んだほうがお手入れやアレンジがしやすいでしょう。
ただし、耐熱性のものでも、耐えることができる温度には限界があります。限界以上の高温の熱を与えてしまうとウィッグを傷めてしまう原因となるため注意しましょう。
お団子ウィッグの基本的な装着の仕方は、地毛でお団子を作って、その上にかぶせるという方法です。
しかし、髪の毛の短い人は、お団子を作ることができず、ウィッグの装着が難しくなります。
そんなときには、地毛の短い人でもつけやすいお団子のウィッグがあるため、そちらを選びましょう。
たとえば、シュシュタイプのお団子ウィッグが出ています。
こちらは、自分の髪の毛をまとめて、それをウィッグの穴に通すだけで装着できるのが特徴で、地毛が短い人だけではなく、お団子ウィッグ初心者にも適しています。
通した髪の毛を結ぶだけで固定できて、しっかりと安定するため、安心して使えるでしょう。ただし、あまりボリューム感を出せないのがデメリットです。
ウィッグには、ロープウィッグというタイプがあって、こちらも髪の毛が短くても問題なく装着できます。
ロープのような形をしたゴムに毛がついていて、地毛に巻きつけて使用するタイプです。
地毛にロープウィッグを巻きつけて、お団子のような形にしてアレンジすることができます。
これならば、ボリュームを出すことができ、ふわふわ感のあるお団子ヘアにすることも可能です。
また、プチサイズのお団子ウィッグもあって、こちらも地毛が短くても装着できます。
通常サイズのお団子ウィッグでは大きすぎるという人にも適したものです。
少しだけボリューム感を出したいというときにも使えます。
基本的にはキッズ用として売られているウィッグですが、大人が使っても問題ありません。
たとえば、自分の子供と共有して使うこともできるでしょう。
そのほか、カールが強めのお団子ウィッグも、地毛が短い人でも簡単につけられます。こちらは最初からカールがついていて、ふんわりとした形になるのが特徴です。
自分でアイロンでカールをつける必要がなく、アレンジの手間がかかりません。
ボリューム感を出せて、小顔に見せる効果も期待できます。
髪の毛のボリュームがあると、お団子ウィッグが装着しにくいケースがあります。
このような悩みを抱えている人には、コーム・ピンタイプのお団子ウィッグが便利です。
地毛でお団子を作って、そこにウィッグをかぶせ、内側につけられたピンやコームで固定します。
ウィッグにはひもがついていて、これを絞めることによって地毛が見えなくなり、自然な見た目に仕上がるでしょう。
コームを固定するためにはある程度髪の毛の長さと量が必要となるため、毛の量が多い人ほど使いやすく安定しやすいのです。
ただし、髪の毛の短い人の場合は、ピンやコームを固定する毛の長さが不足するため注意しましょう。
あるいは、既存のウィッグを自身でカットして毛量を調節してからお団子にするという方法もあります。
もとの髪の毛が多くて、さらにウィッグの毛の量も多いと、装着したときにボリューム感が出すぎてしまうのです。
そこで、ウィッグの毛量が多いタイプを買って、すきバサミを使ってカットすると、ちょうど良い毛量になります。
ハサミを使うときには、床に対して垂直な方向にハサミを入れていくと良いです。
そうすれば、髪の毛がガタガタにならずに自然な仕上がりとなります。
注意点として、すきバサミを使う際に表面を切ってしまうと短い毛が飛び出てしまうため注意しましょう。
だいたい半分ぐらいの量になってからお団子を作れば、ボリュームが目立たなくなります。
お団子ウィッグのなかにはメガサイズのものが売られていて、こちらは地毛のボリュームが多い人でも使いやすいです。
ウィッグのサイズが大きければ、地毛のボリュームが目立たなくなります。
ただし、縦にも横にもかなりのボリュームとなるため、装着したときの見た目をイメージしておきましょう。
お団子のボリュームが大きければ、顔が小さく見えるという効果があります。
お団子ウィッグはファッションに合わせて選ぶことが大切で、和装にはそれに合ったものを探しましょう。
和装に合うお団子ヘアといえば、編み込みのあるアレンジです。
立体的に編み込むことで上品なイメージを出すことができ、和装したときの魅力をより高めることができます。
編み込みでお団子ヘアを作るのはとても難しいのですが、編み込みのあるお団子ウィッグを使えばとても簡単です。
ただし、普通のお団子ウィッグと比較するとあまり商品の数は多くありません。
三つ編みがミックスされているお団子ウィッグも和装によく合います。
ボリューム感があって、華やかな印象を与えることができるスタイルです。
夜会巻きのお団子ウィッグも和装との相性が良いため、検討してみましょう。
夜会巻きとは、髪をねじりながら結い上げていくスタイルで、上品でエレガントな印象を与えることができます。
うなじをすっきり見せるのがポイントで、清潔なイメージを演出できるのです。
和装にも洋装にも合わせやすく、プライベートな場所だけではなくパーティーでも使えます。
結婚式やお茶会などに和装で参加したいときには、夜会巻きのウィッグを使うと場の雰囲気を華やかにできます。
また、浴衣との相性も良く、花火大会やお祭りなど夏のイベント時に使えるでしょう。
ただし、葬儀のような場では、夜会巻きはマナー違反と考えられるため、避けたほうが無難です。
夜会巻きのようなきっちりとまとめられた髪型は、葬儀のために美容院で準備をしてきたという印象を抱かせます。
和装に合わせるときには、お団子の位置を低くしましょう。
清潔感があって、着物や和服などと相性が良く、大人らしい雰囲気を演出できます。
また、お団子ウィッグに合わせてかんざしをつけると洗練された和の魅力を引き立てることができます。
ただし、髪飾りは着物の色に合わせるのが基本となるため、その点を意識して選びましょう。
お団子ウィッグにはいろいろな種類があっても、基本的な装着の仕方は共通しています。
まず、地毛をまとめてお団子を作って、そこにウィッグをかぶせて、ゴムを引っ張ってストッパーで固定させれば完成です。
固定するためのゴムはウィッグのなかにしまいこんで外から見えないようにしましょう。
土台となる地毛のお団子は簡単に崩れないようにしっかりと固定しておくことがポイントとなります。
地毛のお団子はきれいに作る必要はなく、見た目が汚くてもウィッグで隠れるため問題ありません。
うまくまとまらないときにはピンを活用すると作りやすいです。
また、お団子を作る位置を変えることによって、お団子ウィッグを装着する場所を調節することができます。
基本的にはつむじの高さで作るものですが、さらに高い位置に作ると元気で若々しいイメージを演出できるでしょう。
ただし、面長の人は高い位置にお団子があるとより顔の長さを強調してしまいます。
低めの位置にあると落ち着きや清楚なイメージを与えるお団子になります。
高めのお団子はカジュアルな場面に向いていて、低めはフォーマルな場に向いているスタイルです。
より自然なお団子に見せたいときには、ウィッグをコームなどで崩してしまう方法があります。
買ったばかりのお団子ウィッグは毛がきれいな束になっていて、逆に不自然な印象を与えてしまうでしょう。
そこで、適度に毛をほぐしておくとこなれた雰囲気が出て、よりナチュラルで地毛に近いお団子にできるのです。
地毛でお団子を作るのが難しい人でも、簡単にお団子ヘアを実現させてくれるのがお団子ウィッグです。
いろいろな種類があって、それぞれ素材や毛の色、耐熱性能、アレンジなどが異なっています。
プライベートだけではなく、フォーマルな場でも使える便利なアイテムです。そのときの気分に合わせて最適なお団子ウィッグを選びましょう。