ウィッグを長く使いたいならば、日々のお手入れが重要です。
メンテナンスによって、キレイな状態を保つことができ、自然なヘアスタイルを演出できるようになります。
また、ウィッグのお手入れを怠ったことで、品質が劣化してしまうのはもったいないですよね?
そこで、ウィッグの正しいお手入れの方法について紹介します。
ウィッグのお手入れの方法の一つにブラッシングがあり、適切なやり方で行うことで絡みにくくなり、痛みの防止にもつながります。
ただブラッシングを行う際の前提として、普通のブラシを使うと静電気が起きやすくなってしまうので、ウィッグのブラッシングは専用のブラシを使わなければいけません。
たとえ、人毛が100%使われているウィッグであっても、静電気が起きにくい素材が用いられている専用ブラシを使うことをおすすめします。
※ブラッシングのタイミング
基本的にウィッグの使用前と使用後の両方でブラッシングをすることを習慣づけましょう。
特に購入したばかりで束感が残っている場合や、ロングやカールが強いウィッグなどは絡みやすいため、ブラッシング重要です。
※使用前と使用後のそれぞれの目的
使用前のブラッシング:着用前に髪の毛をほぐすことで、使用している間に毛を絡みにくします
使用後のブラッシング:使用中に絡まってしまった毛をキレイにするために行います
ウィッグを装着して生活していると、自然と毛が絡んでしまうので、使い終わったタイミングで、その日のうちに絡みをとることを心がけましょう。
ウィッグの毛の絡みを放置してしまい、絡まりが取れなくなってしまった!というようなことを避けるためにも、ウィッグのブラッシングは使用前と使用後に行うことが大切です。
※ブラッシングの注意点
ブラッシング時の注意点としては、そのままブラッシングすると毛を傷めてしまう可能性があるため、いきなりブラッシングするのではなく、エッセンススプレーを吹きかけてから行うことで毛の滑りがよくなり摩擦を軽減できます。
人工毛の場合はウィッグ専用のオイルスプレーを、人毛の場合は、市販のヘアオイルでも問題ありません。
エッセンススプレーは、ウィッグ全体にかけておくとブラッシングが楽になりますよ。
ブラッシング後はしっかりと乾かして保管しておきましょう。
カールやウェーブのあるウィッグは、ブラッシングのやり方によってはスタイルが崩れてしまいます。
特に人毛のウィッグは簡単にとれてしまう可能性があるため注意しましょう。
スタイルが崩れる理由としては、むやみやたらに回数をこ
注意点としては、「力任せにブラッシングをしないこと」で、もしくしが止まった際は、力任せではなく丁寧!特に毛先は優しくほぐしてあげましょう。
なれるまでは、普通のやり方でブラッシングすると力が強すぎるばあいもあるので、コームやブラシの柄の部分を用いて、絡んでいる部分をほぐすようにするといいかもしれませんね。
とにかく、優しい力で行いブラッシングし過ぎないように注意します。
もしカールが取れすぎた場合、耐熱のウィッグならばヘアアイロンによって巻き直すことが可能ですが、非耐熱性のものはヘアアイロンを使うことはできないので、ウィッグスプレーによって整えましょう。
方法としては、ブラシで毛先をとかし、指でねじって毛をカールさせます。
そして、カールのくせにそって毛を指で巻いていき、スプレーでしっかりと濡らします。
後は自然乾燥させることで伸びてしまったカールが少し戻る場合があるので、ヘアアイロンを使えないウィッグは試してください。
また、カールやウェーブのウィッグは、ブラッシングしたあとの保管の仕方にも気をつけましょう。
ぶら下げた状態で保管すると、重力によって毛が伸びてしまう可能性があります。
カールやウェーブの状態を維持したいならば、寝かせた状態で保管するとよいでしょう。
通気性の良い場所を選び、変なくせがつかないように静かに台の上に置きます。
ストレートウィッグのブラッシングもウィッグ専用のブラシで行い、毛が抜けてしまわないように丁寧にブラシをかけます。
使用後にしっかりとブラッシングして毛がサラサラの状態で保管することで、より長持ちするでしょう。
ブラッシングの順番は、毛先からとかしていくほうがやりやすく、上からとかすと絡みを解消しにくくなります。
絡みは下のほうへ移動していくため、上からとかすと下の絡みが強くなってしまい、ブラッシングが困難になるのです。
また、ブラッシングの作業はテーブルの上などに置いて行うとやりやすいでしょう。
台の上に置いて、毛を叩くようにしてブラッシングするやり方があります。
特に長いウィッグは、衣類などと接触しやすく比較的絡みやすいため、日頃のお手入れを怠ってはいけません。
もし絡まったなら、ブラシでやさしくといていきます。
無理にほぐすのではなく、少しずつといていくのがポイントです。
絡みが頑固な部分は、クシの持ちて部分を使って、毛先からほぐします。
絡みをほぐすために無理に引っ張らないことが大切です。
また、専用のミストを吹き付けることで、絡みをほぐしやすくなります。
耐熱性のウィッグであれば、縮れ毛が発生していても、しっかりと伸ばすことが可能です。
毎日、こまめにメンテナンスしていれば、頑固な絡みが生じることはなくなるでしょう。
ブラッシングを終えたストレートウィッグは、専用の台の上に保管するのがよいです。
通気性の良い場所に保管し、ほこりなどがかぶらないように注意するといいでしょう。
ウィッグは普通に利用しているだけでも劣化が進んでいくものです。
匂いや傷みが気になってくると、ブラッシングで絡みが解消しにくくなる場合もありますし、ウィッグのセットでスタイリング剤を使ったときや、何度も使用してツヤ感がなくなったときなどに、ウィッグの劣化が見られるケースもあるでしょう。
こういったときに、ウィッグが傷んだと思って処分する場合もあるかもしれませんが、シャンプーやリンスを使えばある程度解消することもあります。
ただし、強く洗いすぎたり、洗う頻度が多い場合は、ウィッグの傷みや絡まりの原因になったり、内部のウィッグキャップの劣化につながる場合もあるので注意しましょう。
たとえば、人がシャンプーを使うのは、頭皮や毛髪の汚れを洗い落とすためですが、ウィッグの場合は、皮脂が出ることがないため、地毛よりも汚れは溜まりにくいといえます。
それでも、長く使っていると汗やホコリが溜まっていくため、ウィッグも定期的に洗い流す必要があるので、自分が気にならない範囲で極力減らし、匂いや傷み、ツヤなどが気になったときだけにしてみるのもいいかもしれません。
ブラッシングだけでも表面的な汚れを落とすことはできますし、ブラッシングとシャンプーを使い分けて少しでも長くきれいにウィッグを使いましょう。
ウィッグのお手入れのためにシャンプーをしたいならば、必要な道具がいくつかあります。
まずは、ウィッグを洗うために使う「シャンプー」。
こちらは「ウィッグ専用シャンプー」のものを使用しましょう。
もし市販のシャンプーを使用する場合は、シリコン入りのシャンプーを使用してください。
ウィッグにシャンプーやリンスをするときには、ぬるま湯か冷水にシャンプーを溶いて使用するので、「洗面器」が必要です。
ウィッグを洗い終えたあとは、タオルで包んで乾かすため、「スポーツタオル」も必要です。
耐熱性のウィッグを使っているならば、「ドライヤー」を用意しておくとすぐに乾かせます。
ウィッグを自然乾燥する際には、「専用のスタンド」を用意しておくと便利です。
ただし、スタンドは必須ではなく、ペットボトルで代用することもできます。
たとえば、2Lのペットボトルを切り抜いて、中に500mlのペットボトルを入れて、布を巻けば完成です。
中に入れる500mlのペットボトルには砂のような重いものを入れておいて、おもりとして使います。
材料を用意すればすぐに自作のスタンドを作ることが可能です。
安定感をもたせることが大切であり、髪が床につかないような高さにしましょう。
シャンプーをするまえにウィッグに軽くブラシをかけてゴミやほこりを落とします。
そして、実際にウィッグを洗うのですが、まずはネットを洗い、次に髪を洗うという順番です。
洗面器に水をためておき、シャンプーを入れてかき混ぜて薄めます。
洗面器の半分程度まで水を入れて、500円玉1個分程度のシャンプーを溶かしましょう。
まずは、水に溶かしたシャンプーを手にとって、ネットを洗います。しっかりとシャンプーを浸透させて十分洗ったあとは、お湯でシャンプーを洗い流しましょう。
裏返して、表側の髪の部分も洗い流すことが大切です。そして、再びシャンプーを手にとって、髪の流れに沿って表側を洗います。
十分に洗い終えたならば、髪の流れに合わせて表裏を丁寧にお湯ですすぎましょう。
シャンプーで十分に洗った後は、毛を整えるためにトリートメントを使います。
トリートメントもシャンプーと同様に洗面器の水で薄めることがポイントです。トリートメントは手に取るのではなく、ウィッグを洗面器に入れて中で泳がすようにします。
2~3回左右にくぐらせてから、軽くすすぎましょう。シャンプーやトリートメントが残ってしまうと、ウィッグが傷む原因となります。
十分にすすいだ後は、スポーツタオルを使ってしっかりと水をとることが大事です。
タオルで優しく叩くようにして、水分をタオルに移すようにします。
タオルでこすってしまうと、摩擦によってダメージが残るため注意しましょう。
耐熱性のドライヤーであれば、温風で乾燥させることも可能です。
乾かした後はウィッグスタンドにかぶせて保管します。風通しのよいところに保管しておくと、効率よく自然に乾燥させることができるでしょう。直射日光が当たらないように注意することも大事です。
※シャンプーの注意点
・ウィッグ専用のシャンプーか市販の場合は、シリコン入りのシャンプーを使用する
・汚れを流し落とすイメージで優しく押し洗いする。
ウィッグの洗い方は「[su_posts template=”templates/list-loop.php” id=”1908″ posts_per_page=”1″ order=”desc”]」をご覧ください。
ウィッグのお手入れには専用の用品を用いることをおすすめします。
なかには、人毛用の市販品を代用してウィッグのお手入れをする人もいるのですが、あまりおすすめできません。
ウィッグには人工毛が含まれている場合も多く、たとえ人毛100%のものでも、完全に人の毛と同じ状態ではないのです。そのため、人毛用の市販品を使うと、かえって劣化が進んでしまいます。
ウィッグ専用のケア用品を使うことによって、ウィッグの寿命を延ばすことができ、手間をかけずにお手入れができるでしょう。
ウィッグを良い状態に保たせるための成分が含まれているのがウィッグ専用のケア用品です。
たとえば、人工毛のウィッグに普通のブラシを使ってしまうと、静電気が発生します。
ウィッグ専用のブラシであれば、静電気が起きにくい素材が使われており、安心して使えるでしょう。
ウィッグ専用のオイルスプレーも出ており、ウィッグを傷めない成分が含まれています。
ウィッグ専用のシャンプーやリンスもあり、同様にウィッグに優しい成分で構成されているため、ウィッグのケアに最適です。
ウィッグのメーカーは、それぞれ専用のケアグッズを用意しています。
同じメーカーから出された専用の用品であれば、より効果的です。
ウィッグの臭いに対処するために、専用のデオドラントスプレーを出しているメーカーもあります。
ウィッグ専用のスタンドやタオル、キュアコートなど、お手入れ用品の種類は豊富です。
旅行先でウィッグを保管するための折りたたみ式のスタンドもあります。
ウィッグメーカーは独自のグッズを販売しているため、公式サイトでチェックしてみましょう。
サイトには、ウィッグのお手入れ方法のポイントが解説されていることも多く、役立つ情報を得られます。
ウィッグを毎日使うならば、いつまでもキレイな状態を保てるようにお手入れすることが大切です。
その際には、ウィッグ専用のブラシやシャンプー、トリートメントを用います。
定期的にシャンプーやトリートメントを使い、汚れを落とすことで、長く使えるようになります。自宅で簡単な方法でお手入れができるため、継続して実践しましょう。