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【HOWTO動画付き】ウィッグもパーマでおしゃれにスタイルチェンジ!

ウィッグは豊富な種類がありますが、ときにはどれを見てもしっくりこない、自分好みのデザインが見つからないということがあります。

そんなときは、自分好みにアレンジできるウィッグをチョイスして、カットやパーマなどで自分好みのウィッグにカスタマイズするのも一つの楽しみ方です。

今回はそんなときに役立つウィッグにパーマをかける方法やもとに戻す方法などについて紹介していきます。

パーマをかけられるウィッグか確認しよう

まずは、パーマをかけられるウィッグかどうかを確認しましょう。

これは、ウィッグには人毛・人工毛・人毛と人工毛のミックスとさまざまな種類があり、パーマをかけられないものがあるからです。

ウィッグの髪にパーマをかけるには、熱を加える必要がありますので、熱に強い素材でなければなりません。

人工毛のウィッグで耐熱ファイバーを使っているのであれば、パーマをかけても問題はないでしょう。

非耐熱ファイバーであれば熱に弱いため、パーマをかけようとすると溶けてしまう可能性があるため、パーマは避けたほうがいいでしょう。

人毛のウィッグは、パーマ後の痛みなどを考慮するとバージンヘアのみパーマをかけられます。

バージンヘアとは、これまでパーマもカラーもしたことのない髪のことです。

バージンヘアのウィッグとは、良質な髪を素材とし、薬剤による処理を極力せずになるべくキューティクルを残した人毛で作ったウィッグを指します。

バージンヘア以外のウィッグは、製造過程でキューティクルを剥がしており、これは、ウィッグは通常ベースの部分に髪を結んで作っており、髪の半分の向きが反対になっているためです。

キューティクルも逆向きになってしまうのでそのままでは髪同士が引っかかりやすく、これを防ぐためにキューティクルを剥がしています。 (そのほか、髪の癖や色味をそろえる目的もあります)

キューティクルを剥がした髪は傷んでおり、バージンヘア以外の人毛ウィッグは1度ブリーチをしているような状態ですので、パーマやカラーをかけようとするとその負担に耐え切れず、チリチリになったり最悪のケースでは溶けたりする恐れがあるのです。(特にカラーはNG)

ちょうど、髪にブリーチをかけたあとはパーマがかけられないのと同じですね。

なお、バージンヘアのウィッグであればパーマをかけることはできます。

ただし、傷む原因となりますので注意しましょう。

バージンヘア以外の人毛はパーマを避けた方が無難なため、人毛と人工毛のミックスのウィッグもかけられません。

なぜなら、ミックスにバージンヘアが使用されることはほとんどないためで、また、ミックスは人工毛も使われており、人毛用のパーマが効かないことも理由のひとつです。

パーマをかける前の基本的なお手入れ

ウィッグにパーマをかけるときは、先に基本的なお手入れを行いましょう。

・ブラッシングをして、ほこりなどの汚れを落とす

・髪の絡まりがあれば解し、毛流れを整えておく

髪を整えておくとパーマをかけやすくなります。

日頃からこまめにブラッシングなどのお手入れをして、髪に妙なクセがつかないようにしておくことも大切です。

ウィッグのなかには、髪の量が多いものもあります。

そのままではパーマをかけづらく、ふくらみやすくなりますので、毛量を適度に減らすのも一つの手です。

すきばさみを使い、適度に梳いていきます。このとき、あまり短くしすぎないようにしましょう。

これは、パーマをかけるとウィッグの髪が思った以上に短くなることがあるからで、少し長めにしておくほうが、あとの調整がしやすくなります。

耐熱性の人工毛ウィッグ|ヘアアイロンを使うパーマの方法

動画の詳細【前半:ストレートアイロンを使ったウェーブ巻き|3:36秒:コテを使ったミックス巻き】

耐熱性人工毛のウィッグをヘアアイロンを使ってパーマをかける方法について説明します。

ヘアアイロンを使うときは、ウィッグを自分に装着してもいいですし、マネキンに装着しても構いません。

自分で装着しながら髪を巻けば、できあがりのイメージが想定しやすくなります。

マネキンに装着すれば、ウィッグの後ろ部分など、手の届きにくいところも巻きやすいです。

point

・ヘアアイロンをかけるときは、少量ずつブロッキングした毛束を細く巻いていくとやりやすいです。

これは、1度に大量の髪をヘアアイロンで挟むと、内側の髪に熱が届きにくく、表面にきている髪は高温になるからです。

内側の髪はあまりカールがつかない一方、表面の髪は巻きが強くなってしまいます、少量ずつアイロンを当てるようにすれば、髪のどの部分も均一の温度で巻けます。

・耐熱ファイバーのウィッグにカールがつくのは、熱が冷めたときです。

そのため、巻いた髪は崩さないようにしてそっとヘアアイロンを引き抜くようにしましょう。

カールを崩さないように注意して手の上に毛束を置き、温度が下がるまで待てば、カールがつきます。

ヘアアイロンを抜いたときは髪が熱くなっていますので、火傷をしないように注意しましょう。

お湯でパーマ【三つ編み編】|耐熱性の人工毛

動画の詳細【前半:三つ編みストレートアイロン|2:30秒:三つ編みお湯パーマ】

ウィッグにカールをつける手軽な方法として「三つ編みパーマ」があります。

自毛でも三つ編みにしてしばらく過ごし、ほどくとゆるいカールがついていることがありますよね。

あれと同じようなものです。

ウィッグの場合は、三つ編にするだけではクセがつきにくいので、「お湯で濡らしてから冷やす」というステップが加わります。

手順は次の通りです。

1.ウィッグをマネキンに装着し、前髪はパーマをかけないため、邪魔になるならダッカールなどを使ってまとめておく

2.髪をブロッキングし三つ編みにしていく

3.鍋にお湯を沸かし、冷水も用意しておく

4.パーマをかけたい部分をお湯に浸ける

5.1分程度経ったら取り出し、湯を切ってから冷水に浸けてよく冷やす

6.冷えたら三つ編みをほどき、乾かす

三つ編みをするとき、細くきつめに編むと細かいウェーブがつき、大きな三つ編みにすればゆるいウェーブがつきます。

希望の仕上がりイメージに合わせて、三つ編みの太さを調整するといいでしょう。

また、三つ編みだけでは、ウェーブがついても毛先はピンと伸びたままの状態です。

毛先もカールさせたいのであれば、三つ編みをしたあとに髪の先だけカーラーで巻きましょう。

沸かしたお湯にウィッグをつけるときは、前髪部分を持ち、カールをつけたい部分のみを浸します。

パーマをかけない部分はお湯に浸けなくて構いません。

また、冷える過程でカールがつきますので、温度が高いうちはほどかないようにしましょう。

なお、パーマがかかりすぎたときは、ドライヤーをかけながら引っ張るなどすると、ある程度は調整が可能です。

お湯でパーマ【カーラー編】|耐熱性の人工毛

三つ編みの代わりに、全体にカーラーを巻いてパーマをかけることも可能です。この方法も、カーラーを巻いたあとお湯に浸けて冷やします。

1.ウィッグをマネキンに装着し、前髪が邪魔になるならダッカールなどでまとめておく

2.ブロッキングし、毛束ごとにカーラーで巻いていく

3.鍋にお湯を沸かし、冷水も用意しておく

4.すべて巻き終わったら沸騰したお湯に1分間浸ける

5.1分経ったら取り出して湯を切り、冷水に浸けてよく冷やす

6.冷えたらカーラーを外し、乾かすとカールがつく

ヘアアイロンで巻いたようなカールをつけたいときは、毛束を縦にとってカーラーに巻きます。縦に巻きつけるのは、ヘアアイロンで巻くときと同じですね。

また、カーラーに巻くとき、毛先が折れてしまうと妙なクセがついてしまいます。きれいに巻くなら、コームの後ろのとがった部分を使ってそろえた毛先をカーラーの下におしこむようにするといいでしょう。

毛先がきれいに巻けたら、根元までくるくるとしっかり巻いていきます。下の部分からはじめ、上の部分へと順に巻くのがコツです。

ウィッグにかけたパーマの戻し方|耐熱性の人工毛

パーマをかけたものの、飽きたりほかのスタイルを楽しみたくなったりすることもあるでしょう。

ウィッグにかけたパーマをとってもとに戻すことも可能です。

戻し方は簡単で、ストレートアイロンを使って戻すといいでしょう。

まずは、カールをつけたときと同じように髪を少量ずつブロッキングして毛束を作ります。

ブロッキングした髪をとってストレートアイロンではさみ、伸ばしていきましょう。

髪の途中でアイロンを止めるとそこに跡がついてしまいますので、下まですっと滑らせることが大切です。

なお、パーマをとるときだけでなく、毛先の広がりを抑えたり縮れを直したりするときも、ストレートアイロンの使用は効果的です。

ただし、アイロンの熱でウィッグを傷めてしまう可能性があり、注意が必要です。

たとえば、もともと傷みが激しいウィッグの髪にストレートアイロンをかけると、全体にパサついてしまうことがあります。

お気に入りのウィッグでパーマを楽しもう

気に入っているウィッグは、自分の髪のようにさまざまなスタイルを楽しみたくなるものです。

ときにはパーマをかけてみるなどして、大きく雰囲気をかえてみるのもいいでしょう。

ヘアアイロンやお湯パーマの方法を使えば、ウィッグにパーマをかけることは難しくありません。好きなスタイルに挑戦し、もっとウイッグライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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